また別れ話
些細なことで喧嘩になり決まって別れ話。
もういい加減に彼は私と縁を切りたいと思っているとしか思えない。
別れたくないのであれば、どうにか話し合おうとするだろうし、第一別れ話など出てこないと思う。
今日も些細なことでこんなことになってしまった。
ことの発端は下の住民のこと。
下の住民のことを彼は毛嫌いしている。
いろんなことが気に食わなく、今日もポストのことを言い出した。
集合住宅なので、入口の壁にそれぞれポストがある。
下の住民は大きなポストを買ったので一番右に取り付けたのだが、もとあった場所が空いてしまっている。
彼は空いている場所を詰めなくてはいけないなどと言っている。第一新しいポストを買う際にはその場所に入るようなものを買うだろうと。
私はそうは思わない。規律があるのだったら別だけれど、今はポストも種類が多く、人それぞれ気に入ったものを買えばいいと思う。空いたところを詰めないといけないなんてあなたしか思っていないと思うよ。と言っても延々と下の住民の悪口が止まらない。
「もう下の住民の話は聞きたくない」というと、
「お前に話さないで誰に話すんだ!」と。
黙っておけばよかったものの、「お母さんにでも話せば」と言ってしまったものだから、彼は大いに憤慨してしまった。
「自分の話も聞いてくれないような、そんな奴はいらない。さっさと荷物をまとめて出てけ!」となった。。
同じ話にうんざりして、そう言ってしまった私も悪かったけど、すぐに別れ話になった。気にくわないと言って、すぐに別れていたらどうしようもない。
車でピザを食べに行くことになっていたのだけど、車内で喧嘩してしまたので、ピザはなし。彼はちょっと歩いてくると出て行ったが、私は車内で待っていた。
15分後戻ってきて、そのまま帰宅。
帰宅すると、いったんペットボトルを居間のテーブルに置いておいたら、「ここには物を置くなと言ってるだろ!」と。出かける前は彼母の扇子はそこにずっと置いてあったのに何もしやしない。
いつものひじ掛け椅子に座っていると、このソファーは自分のもの、これもあれもと言い出した。
どんな性格なんだ?
彼から別れ話をされて、じゃぁ別れましょうと言うことにはならない。
そんなに簡単に別れられないから。ここはイタリアだし、手続きもいろいろあり引っ越すというだけでもどんなにエネルギーがいるか。。
彼と別れるという想像は何度も何度もしているけど、実際にとなるとなかなかそうはいかない。
彼もそこのところ分かっているのだろうか。。